<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0">
   <channel>
      <title>薬剤師・チカの「これ知っとこ！」</title>
      <link>http://www.career-position.com/chika/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
      <lastBuildDate>Sun, 31 Jan 2010 21:08:08 +0900</lastBuildDate>
      <generator>http://www.sixapart.com/movabletype/</generator>
      <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs> 

            <item>
         <title>認知症の脳の中は？</title>
         <description>高齢化が進むにつれ、認知症の人口も2025年には300万人を
超えると言われています。

認知症の原因は色々ありますが、多くは脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症です。
脳血管性認知症は脳の血管に異常がおきた結果、認知症になりますが、
アルツハイマー型認知症は脳の細胞が変性し消失することで進行します。

その特徴的な脳の変化は
（１）大脳皮質の著しい萎縮
→成人では通常1400ｇほどの脳の重さが発症後10年たつと800~900ｇ以下に。
（２）神経伝達物質の異常
→アセチルコリンの減少（その他、ﾄﾞﾊﾟﾐﾝ､ｾﾛﾄﾆﾝ、ﾉﾙｱﾄﾞﾚﾅﾘﾝ等）
（３）老人班、神経原線維変化、神経細胞の脱落

原因は様々な説がありますが、
その中のひとつに「βアミロイド説」があります。
脳の中にβアミロイドという物質が蓄積すると
神経細胞を変化させていき、脳萎縮を進行させるといわれています。
このβアミロイドですが、痴呆症状が出現する10～20年以上前から蓄積するらしいです。
健常人でも合成、分泌されていますが酵素によって分解されます。
けれど、加齢など何らかの原因で酵素の分解が追い付かないと
どんどん委縮が進み症状がでます。

現在、脳の中のβアミロイドをPETで計測する「アミロイドイメージング」という
検査方法があります。
症状が出る前にこの検査でβアミロイドの蓄積が認められたら
認知症になる可能性があるということになります
アミロイドが蓄積していなくても認知症にならない人もいるので
「絶対なる」というわけではありません。

ここで薬のお話
今現在アルツハイマー型認知症に使用されているのは、皆さんよくご存じのアリセプトです
これは細胞の委縮や変異をとめるのではなく、そのことによって減る神経伝達物質を補充するものです。
ですから、根本治療にはもちろんなりません。
海外ではほかのアセチルコリンエステラーゼ阻害剤もありますが
今、開発中の新しい作用の薬は、坑βアミロイド抗体　、βセクレターゼ阻害剤、γセクレターゼ阻害剤など色々あります、それぞれ商品化までにはまだかかりそうです。

とりあえず、認知症？ただの物忘れ？と感じた場合は
PETまでいかず、よく使用される診断ツールが
「改定長谷川式知能評価スケール」です。
これは、被験者への口頭質問より、短期記憶、見当式、記名力など点数で評価できます。
ネットですぐ問題は検索できますので、ご覧になってください。
30点満点で20点以下が痴呆の疑いになります。
意思疎通が難しい被験者にはN式老年者用精神状態尺度というものもあり、こちらも
点数で判断できます。

さて、私事ですが義理母は立派なアルツハイマーです。
2年ほど前から症状が出始めました。
他府県に別居中ですが、デイケアやショートステイを組み合わせて
義理父が面倒を見ています。
私も介護に行きますが、実際に目の前にいると、びっくり仰天のことが一杯！

義理母のリアル行動報告。

☆まず、家族を忘れていった順
私（嫁）→孫→子供の順。
あれっ?一番新しい記憶から忘れるんじゃなかった？
ここで、後で生まれた孫より先に知り合った私（嫁）を忘れているのは血のつながりの無さ？！

☆アリセプトDについて
朝1錠飲んで「あんたもいるか？」と･･････
全くラムネ扱いです。美味しいOD錠は考えものデス･･･。

☆なぜか計算が大好き。
小学生低学年のドリルを渡すと必死に解きます。しかも正解！
ですが、「疲れる」という感覚がないのか、5、6時間ぶっ通しで繰り返し問題を解きます・・・・・。

☆とても役立つ同じ行動を繰り返すのを発見。
それは、軍手についたごみやセーターの毛玉を、まるでお猿さんのノミとりのように
熱心にします。う～ん、これは役に立つ！
しかしお正月に暖かそうなモヘア（毛がふわ～っとなってる）のセーターをきせたら
引っ張っても引っ張っても繊維がとれるので、ずーっとひっぱり続けてました～！！失敗！

☆満腹感は全くなく、食べるものがあればずっと食べているので、ついに台所にはカギがかけられました。

☆ほとんど、自発会話もなく、記憶はゼロですが、
ある日家族5人でトランプの順番を決めるのに「最初はグー！じゃんけんホイ！」
としていると、5人のはずが手が6つ････、昔の反射神経で？
「最初はグー！」で反応し、なぜかじゃんけんだけいつも参加です。

まだまだかわいいおばあちゃんです。
</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/201001312108.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/201001312108.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sun, 31 Jan 2010 21:08:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ワクチンあれこれ</title>
         <description>新型インフルエンザの流行で一躍脚光を浴びた「肺炎球菌ワクチン」
高齢者のインフルエンザの合併症で肺炎を起こすことを予防するために
とマスコミで報道が沢山あったので、問い合わせも多くなりました。
肺炎球菌ワクチンの必要性はもちろん高齢者の死亡原因になっていることですが
もしかかってしまっても軽症ですんだり、ペニシリン等に耐性の肺炎球菌にも
効果があることが挙げられます。

しかし、「肺炎球菌ワクチン」が一般には「肺炎ワクチン」と誤解され
全ての肺炎に効く（肺炎球菌が原因じゃないのでも）とか
もう打ったから肺炎には絶対かからない、とか
思ってしまう患者さんも多いです。
ここのところは薬剤師としても、正確な情報を提供しなければいけません。

もともと肺炎球菌は８０種類以上の型がありますが、
肺炎球菌ワクチン・ニューモバックス（万有製薬）は、
そのうち感染機会の多い２３種類の型に対して免疫をつけることができます。
この23種類で全ての肺炎球菌による感染症の8割を占めます。
1度打つと接種後1カ月で最高値、その後4年間はあまり低下せず、
５年後にはピークの8割に低下します。
これが、「肺炎球菌ワクチンは５年有効」という話のもとですが
5年で０ではないので、正確には「5年以上」です。
ずっと、1度打てば１生打てないと言われていました。
これは、特に５年以内に再接種すると副反応が強くでたりするので
日本では認可されていませんでしたが
2009年10月の厚労省の検討会で
再接種のベネフィットが注射部位反応発現等のリスクを上回ると考える場合には
差支えないとされ、添付文書が改訂になりました。

保険が効くのは「脾臓摘出者」のみ。あとは自費なので６千円～９千円位が相場です。
自治体によっては補助を出しているところもあるのでご確認ください。

そしてもう一つ最近認可されたワクチン
「子宮頚癌ワクチン」のサーバリックス（グラクソ）です。
今年の10月に承認され、12月22日から接種可能になりました。
子宮頚癌の原因ははっきりしていて、ヒトパピローマウイルス（HPV）というウイルスの感染です。
HPVには100種類以上もの種類がありますが
子宮頚癌の原因として多く報告されているのが16型と18型で
この型に対応するワクチンです。
これはすでに感染しているHPVを排除するわけではないので
感染前に早く打つことが必要で、
海外ではなんと小学生に打つそうです。（････はるか昔の私･･･）
日本でも接種対象者は10歳以上です。

感染してすぐ発病するわけではなく大半は２年以内に自然消滅し細胞が正常化します。
感染も特別なことでなく女性の約80％は一生に一度は感染するらしいです。
ただ約10％の人で感染が長期化しますが、ここで全てが癌化するわけではなく
そこから数年～十数年ほどだって子宮頚癌に進行するのは感染者の１％以下。
WHOの年間罹患患者推定では30000万人発がん性HPV患者のうち
子宮頚癌に進行するのは約45万人（0.15％）です。
じゃあ、おたふくや水疱瘡みたいに感染によって自然免疫がつくのでは？
と思いますが、自然感染では十分な免疫がつきません。
1回の接種では十分な抗体ができないので半年に3回打ちます。
これで最長で6.4年間は上記の2つの型に対しては前癌病変を100％予防する効果があるそうです。
でもその後、どれほど持続するのか、追加接種が必要なのかはまだ分かっていない状態です。
そして、こちらも自費。
1本12000円～15000円位で×3本分です。
しかし、接種していても、別の型の感染は防げないのでやはり定期健診が必要でしょう。
ちなみに、４つの型に対するワクチンはただ今申請中だそうです。

思春期の女の子は「子宮頚癌ワクチン」という言葉に抵抗のあるかもしれませんので
早く保険適応、海外のように小学生での学校での集団接種となるように体制がととのえられたらいいですね。
</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200912310118.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200912310118.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 31 Dec 2009 01:18:37 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>偽痛風</title>
         <description>突然足の親指の付け根が激痛！
痛風発作は経験した人でないとわからない位、痛みを伴う場合が多いです。
歩けないだけでなく、靴下を履くことすらできない状態になる場合も。
しかし、これには前兆があり、
これまた、経験者ほどわかるらしいです。
ピリピリ～・ムズムズ～など違和感があり
（←ここですぐにコルヒチン服用！すると発作が起きにくくなります）
ほっておくと激痛が襲ってきます････。
痛風発作繰り返している患者さんにはコルヒチン携帯必須ですね。

原因は尿酸ですが
「痛風」≠「高尿酸血症」ですね
「痛風」は尿酸が高値でも低値でも尿酸が結晶化して初めて「痛風」になります。
尿酸値が高いほど、飽和状態になり結晶化しやすいのはもちろんですが
尿酸値が低くても
激しい運動や関節をひねったり、なんらかの理由で尿酸値の変動が激しければ
痛風発作が起こり得ます。
発作が起こっているときに尿酸値を下げる薬をすぐ飲むと、激痛が悪化するのも
尿酸値の急激な変動からですね。

男性に圧倒的に多いのに高齢者になると男女差が小さくなるのは
女性ホルモンが尿酸を排泄する作用があるので、
閉経後は女性の尿酸値が上昇するからです。

さて、結晶化するのは「尿酸」だけ？

ここで「偽痛風」という疾患があります。
痛風を同じように、関節のはれや痛み、まれに発熱などもありよく似ている症状ですが
痛風ほど痛みが激しくない場合もあり、
足の親指付け根の痛みが多い痛風に比べ、膝や手首など様々な関節に症状が出るので、
慢性関節リウマチとの識別も大切です。
「偽痛風」の場合、結晶化するのが「ピロリン酸カルシウム」。
高齢者に多く、男女比もありません。
識別は関節液をとり顕微鏡でピロリン酸カルシウムの結晶をみたり
X写真でも確認できます。
ピロリン酸は代謝の過程で作り出されるもので、本来肝臓などで分解されるものですが、
高齢で肝機能が低下したりすると、分解しきれないで残ることになります。

原因は明らかではないですが、遺伝性、副甲状腺機能亢進症なども言われています。
治療法は対症療法で非ステロイド坑炎症剤の投与、過剰な関節液をぬいてステロイドを関節内に注射する場合もあり・・・イタタッ・・・

多くの患者さんでは膝の変形と慢性的な運動痛、動作の開始時の痛みで特徴とされる変形性関節症に移行します。

痛みって色々あって、永遠の格闘テーマですね。
</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200911302252.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200911302252.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 30 Nov 2009 22:52:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>EBウイルス</title>
         <description>おぎゃ～と生まれ、一生終えるまでに大部分の人はＥＢウイルスに感染するそうです。
ん？そんなのかかったけ？
とお思いの方。きっと小さい時に感染し無症状のままか軽い風邪のような症状で終わっています。

「ＥＢウイルス」エプスタイン‐バーウイルスはヘルペスウイルスの仲間です。
日本では乳幼児期に初感染することが多く、
２～３歳児のＥＢウイルス抗体保有率は８０％くらいで、
前述のように気づかないまま感染がすんでいる場合が多いです。

けれど、これが思春期以降初めて感染した場合は「伝染性単核症」になる場合があります。
感染経路は主に唾液などの経口感染です。
潜伏期は１カ月前後、
症状は風邪のように、発熱、のどの痛み、リンパの腫れ、疲労感。
疲れたな～というのが数日続きその後発熱が数日～数週間でだんだん下がってきます。
診断は血液検査で抗体を調べます。
特別な治療法はありませんが、熱に対して解熱剤、
のどの痛みに対して非ステロイド抗炎症剤で緩和させます。
ウイルスだから抗ウイルス剤は？と思いましたが、今のところ効く抗ウイルス剤はないそうです。
二次感染防止に抗生剤を使用するときペニシリン系はさけたほうが良いらしく、
発疹を誘発することがあるそうです。
肝数値も一時的に悪化しますが、自然に元に戻る場合も多く、
ひどい場合は肝庇護薬を用いることもあります。
とりあえず安静が一番ですね。
脾臓が腫れる場合もあるので、万が一臓器破裂にならなりように、
体がぶつかるスポーツなどは、発症後２か月ほどさけたほうがよいそうです。

さて、これでウイルスはなくなるのか、というとそうではありません。
ヘルペスウイルスの仲間ですから、ヘルペス同様体の中で潜伏しています。
再活性化したときでもほとんど症状なしで終わるのですが
中には慢性的に症状が続く場合があり、「慢性活動性ＥＢウイルス感染症」になります。
こちらは、様々な症状を呈することがあり、発疹や発熱・貧血・肝障害・血小板減少・皮膚症状などが現れ、最終的に多機能不全を起こすこともあり、
こうなると予後不良なので注意が必要です。
慢性ＥＢウイルスに感染している人約１/3に「蚊アレルギー」の症状がでるので、
蚊にかまれたとき、凄く腫れたり、ただれたりしますので、これも一つの特徴です。

ともかく、普通の風邪じゃないな、と感じたときは受診することですね。

</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200910312235.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200910312235.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sat, 31 Oct 2009 22:35:55 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>麻黄湯の実力の根拠</title>
         <description>皆さんの地域では新型インフルエンザの流行はいかがですか？
私の地域は学級閉鎖やクラブ活動禁止など猛威をふるっています。
数年は流行するかもしれないので、こうなれば長期戦ですね。

タミフル耐性菌や、リレンザも喘息患者に対しては喘息誘発のリスクもありますね。

ちまたでは「インフルエンザに○○で免疫アップ！」
な～んて、広告をよく見かけます。
昔から言われているものもあれば、突如どこからかあらわれたものあり、
どう考えても、眉つばもん････というのも。

ここは薬剤師として、ちゃんと根拠のあるものをお勧めしないといけないと思います。
そこで、私の大好きな漢方から「麻黄湯の実力」を。

麻黄湯はちゃんと適応症に「インフルエンザ（初期のもの）」（一部のメーカー）と書いてあります。
麻黄湯の構成生薬は「麻黄」「桂皮」「杏仁」「甘草」
「麻黄」は強力に発汗させ、エフェドリン類を含むので交感神経を刺激して気管支拡張により、
咳や喘鳴に対して効果があり
「桂皮」も発汗、麻黄との組み合わせで相乗効果があります
「杏仁」は鎮咳・去痰作用、「甘草」は緩和作用があります。

ところで何が、インフルエンザウイルスに効果があるのか？
「麻黄」です。

インフルエンザウイルスは細胞に入ると、エンドソームに取り込まれて、
エンドソーム内が酸性化するとエンドソームの膜とウイルスの膜が融合して
穴があき、ウイルスRNAが細胞内に放出され（脱核）、増殖します。。
このエンドソーム内の酸性化を防ぐのが麻黄の作用です。
つまり、細胞内で増殖するための条件を悪くするようなイメージでしょうか。
タミフルとは作用が違いますのでタミフル耐性ウイルスでも新型ウイルスでも
効果が期待できるとのことです。
麻黄に関してはインフルエンザウイルスに対する作用を論文発表されている先生や
実際にタミフル投与群と効果を比較されて発表されている先生もいらっしゃいます。
効果のほどは同等レベルです。
もちろん、麻黄だけではなくこの４剤を組み合わせることの相乗効果により
体を温め発汗を早め、早期に解熱されるという効果もあります。

ただ注意点としては、いわゆる虚証（イメージで言えば体力のない虚弱な人）には
麻黄湯は実証向けのお薬なので、服用することで強力な発汗作用のため体力の消耗があるかもしれないことが考えられます。
代用として麻黄附子細辛湯は虚弱な人にもつかえますが、インフルエンザの適応はありません、
感冒は適応ありますね。（麻黄湯が麻黄５グラム・麻黄附子細辛湯は麻黄４グラム/一日量）
あとエフェドリン類のため他の交感神経刺激剤との併用注意となっています。
キサンチン系製剤や甲状腺製剤等の併用も注意が必要です。
インフルエンザに用いる場合は短期処方なので、影響は少ないと思われますが。
子供の用量は0.2g/kg/日です。

それより、やっぱり予防！ですね。
私たちの仕事は接触機会が多いので、手洗いうがいを徹底して、
「うつらない、うつさない」が基本でしょうか。

</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200909301821.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200909301821.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 30 Sep 2009 18:21:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>経口補水療法</title>
         <description>人の体に占める水分の割合は、体重の約60％です。
急性胃腸炎などで嘔吐下痢発熱が起こると、普段より電解質が失われます。　
それ以外にも夏場は乳幼児や高齢者は体内水分の割合や腎臓機能の関係で
より脱水の起こりやすい状態になっています。

そこで、よく病院では水・電解質輸液の経静脈輸液療法を行いますが、
軽度～中程度の脱水に対しては「経口補水療法（ORT：Oral Rehydration Therapy）」
が推奨されています。
これはもちろん米国厚生省疾病管理予防センター（CDC）のガイドラインでも推奨されています。
治療には「経口補水液（塩）（ORS：Oral Rehydration Solution（Salt））」を用います.

もともと、発展途上国のコレラをはじめ急性の下痢疾患に経口補水療法を行ったところ著効し
その効果は静脈輸液療法に匹敵したそうです。
そこから先進国にも広がりました。

根拠ですが
下痢が起こると便の中にも電解質が含まれ多量に出ていきます
重度の下痢の状態でも、
腸管でのナトリウム・ブドウ共役輸送機構の機能は失われないので
積極的にナトリウムとブドウ糖を含んだ水分を補給すれば、
吸収が早められ効果が上がるわけです。

じゃあ、世の中のスポーツ飲料は？
と思いましたが
ミソは「ちょうどいいブドウ糖の濃度」だそうです。
素早くナトリウムや水分が吸収される適度なブドウ糖の濃度は
１～2.5％と言われており、WHOや米国小児科学会などのガイドラインでもこの範囲です。
多いからいい、っていうもんじゃないのですね。
で、スポーツドリンクは味を思い出せばおわかりの通り、６～１０％です。
そういえば子供の検診なんかでも、スポーツドリンクの常飲は虫歯になりやすいという
指導がありますね。

ORSですが、市販では薬剤師の皆様よくご存じの「OS－１」があります。
ちなみに「OS-1」は特別用途食品のなかの病者用食品で個別評価された
厚生労働省お墨付きのものです。
飲まれたことありますか？
ん～スポーツ飲料の甘み減らした感じです、なるほどブドウ糖は1.8％。
私は結構あっさり塩味で好きな味です、特に発熱時は本当に美味しく感じます。
ゴクゴクのんでくれるお子様たちもいれば
この甘みがないのが小さいお嬢ちゃま、お坊ちゃまのお口には合わないケースも…。
上記のような場合は、ストローで飲むと舌の味覚がごまかされて、なかなかいいとか。
あと、ゼリータイプもあります。
どちらにせよ、飲み方は嘔吐などがあれば、もちろんガブガブという訳にはいかないので
乳幼児などはスプーンでちょっとずつ上げるのがコツ。

OS-１が手に入らない場合や、
いやいや～やっぱり手作りでなきゃ！ドレッシングも手作りよ！とこだわりのシェフ。
大塚製薬工場のパンフレットに「手作り経口補水液の作り方」なるレシピ？が
書いていました。

①砂糖40gと食塩３gを湯ざまし１ℓによく溶かす
②かき混ぜて飲みやすい温度にする
③お好みで果汁（レモンやグレープフルーツ）を絞るとのみやすくなる上にカリウムの補給にもなります
　　　
ということでしたが作ってみました。
･････百聞は一見にしかずならぬ一飲にしかず･････
いや～あえてコメントは致しません（うっうっ････）
プリーズ・チャレンジ・ユアセルフ！

風邪で熱がでたら定番！→白がゆ！
と言わずに経口補水液を補給しましょう～。
</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200906282127.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200906282127.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sun, 28 Jun 2009 21:27:57 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>新型インフルならぬ新型○○</title>
         <description>さて、早口言葉に挑戦！
次の言葉を３回言ってください。

トリコフィトン・トンズランス
トリコフィトン・トンズランス
トリコフィトン・トンズランス

私はトッ・トッ･･･ト？と詰まってしましました。

「新型インフルエンザ」ならぬ「新型水虫」の白癬菌の名前です。
「新型」といっても今に始まった訳ではありません。
これは南米発の菌ですが、そこからヨーロッパに広がり
日本国内では2001年頃から柔道やレスリングなど、国際試合のある
体が接触する競技において感染が広がった菌です。

「順天堂大学の比留間政太郎教授らは全国の学校や道場にアンケートを実施。
2008年に、回答のあった約1200団体のうち
3割は発症者が出た経験があったと報告した。
特に高校の柔道部では過半数を占めた。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　（朝日新聞より引用）

水虫と言えば、絶好のすみかが足・爪が代表的ですが
このトンズランス菌はどうやら頭に潜り込むのがお好きなようで。
感染初期は軽いかゆみなので、気づくことは少なく、
（ん？ボリボリ頭かく？････金田一耕助はトンズランスだった？）
そのうちフケが増えて化膿したり、脱毛班になることもあるそうです。

そのほかの感染場所は、顔・首・腕・上半身など、競技で肌が触れ合う所ですね。
小豆大～の赤い発疹になり、白癬菌は皮膚のタンパク質（ケラチン）に住み着くので
角質がはがれたかさぶたのようになることもあります。

よくある湿疹と思ってステロイドを塗ってしまうと、もちろん悪化してしまいますので　
心当たりのかたはちゃんと皮膚科受診し
「柔道してます！」と自己申告するようにと、全日本柔道連盟のＨＰにも記載されていました。

治療は軽症であれば、抗真菌薬の塗り薬。
頭には抗真菌薬の入ったシャンプーもありますね。
菌量が多い場合は爪白癬と同じく内服が必要になってきます。

予防は当たり前のことですが、
菌がつくことは仕方がないので早く洗い流すことです。
試合のあとすぐシャワーをあびたり、
衣類の洗濯・タオルなどを清潔にする・帽子の共用はやめる、などです

けれど、最近はこのように柔道など格闘技の経験のない発症者もでているので
要注意ですね。

さて、ところで3回詰まらずに言えましたか？
</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200905252327.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200905252327.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 25 May 2009 23:27:04 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>百日咳の今昔</title>
         <description>「百日咳」→乳幼児→凄い咳→重症化→でもワクチンが有効→感染者は減少
昔はこのようなイメージでした。
ところが今は？
「百日咳」→ん？大人？→なんだか咳が続くなあ～→おっと、集団発生！→ワクチン打ってるのに･･････なんで？

忘れかけていた百日咳が某大学で集団発生したのは2007年春のこと。それからちまたで成人の集団発生が報告され、国立感染症研究所によると、2008年１～４月の感染総数のうち20歳以上は40％、これは2000年の調査の2％から比べると凄い増加率です。
おまけに2009年は大流行するのでは？とも言われています。

あらためて「百日咳」について。
病原体は、そのまんまの「百日咳菌」。飛沫及び接触で感染し感染力は麻疹についで強いです。
経過ですが、まずは潜伏期。6～10日位。
それからカタル期、ここでは普通のかぜの症状が2週間程度。
そして痙咳期、ここで百日咳の特徴的な咳が2~3週間続きます。
連続的な短い咳の発作（スタッカート）、息を吸い込む時ヒューと笛のように高い音がでる（ウープ）これらの繰り返しをレプリーゼといいます。
夜間の発作が多いですが、熱もないため非発作時は正常です。
こんなに特徴的な咳ならばすぐわかるハズですが、乳幼児早期ではもともと呼吸の力が弱いので、そこまで特徴的な咳でなくヒューという音も発しない場合があるので、無呼吸やチアノーゼ、けいれん、最悪の場合呼吸停止に至ることがあります。
最後に回復期は発作が減ってきて2~3週間でほとんどなくなりますが、2、3か月はときどき咳がでます。
確かに乳幼児期にうけるワクチンは効果が高いのですが、年月がたつと効果が薄れてくるといわれています。そのうえワクチン接種者や成人では百日咳特有の音の咳発作が見られない場合があり、ただ咳が長引く、夜中の咳が多い･･･というような症状なので、知らず知らずのうちに菌をばらまいてしまう結果になります。
それに百日咳の感染力ですが、特徴的な咳の痙咳期ではなく、普通のかぜ症状のカタル期が1番強いというのも感染を広める原因です。
特に乳児は母体からの免疫が1~2か月で消失してしまうので、早期に感染してしまいます。

お薬はマクロライド系が第一選択です。
よく使用されるのがエリスロマイシン、40~50mg/kg/日の2週間連続投与。
カタル期に服用すれば痙咳期まで進まないこともあり、痙咳期で服用すれば発作の咳に対する作用は弱くても除菌作用があるので服用意義はあり、服用後5日位で菌は陰性になります。
百日咳患者が周りにいるときも予防投与で2週間服用します。前述の集団発生の某大学も集団発生後に非感染の学生や教職員多数が予防投与をされました。

大人の場合重症化することは稀ですが、1番怖いのは「風邪こじらせたのかな～咳が続くな~　、そういえばもう一か月になる、でも忙しくて病院行く暇ないし。」なんて大人がワクチンをまだ打っていない乳幼児に感染させてしまうことです、小さければ脳症で死亡してしまう場合もあります。
これを防ぐためにも、乳児はいち早くワクチンを打つこと（生後３か月から）、大人は長引く咳には要注意、特に気がつけば周りにも咳ゲホゲホしている人が多いという場合は怪しい･････。
あと、欧米なんかは思春期にもう一回ワクチンを打つことになっているので、日本もこれからの動向次第でそうなるかもしれませんね。

たかが咳、されど咳、のお話でした。
</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200809100042.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200809100042.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 10 Sep 2008 00:42:38 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>顎骨壊死のその後</title>
         <description>半年前に＜骨の薬が骨壊死の原因？＞というタイトルで顎骨壊死のことを書きました。
あのころはそんなに騒がれていなかったのですが、歯科医師会が色々動き出しました。
最近歯医者さんに行った方は見覚えあると思いますが、
目立つ所、たとえば会計の横や座ると嫌でも視界に入る壁に、
「骨粗しょう症のお薬を服用されている患者様へ」と歯科医師会からの顎骨壊死に関するポスターが貼っています。
BP製剤と額骨壊死に関する新聞報道もありました。

このことで薬局でも様々な質問を受けます。
「辞めなあかんて書いてた。いつから辞めたらいいの？」
「新聞で見たけど、怖いから先生に薬変えてもらった」→エビスタに変更
「この薬きついってこと？？」
「歯医者さんが3年飲んでたら、抗生物質効かない体になるって･･･怖いやん」
････最後のコメントは骨が壊死すると言いにくいから話変えた？
いくらなんでもその変え方はないでしょう、といいたいですが。

代表的なボナロンの帝人ファーマのＭＲさんが詳しく勉強会してくれました。
原因と推測されることやリスク因子は前のﾌﾞﾛｸﾞと同じです。
データーを色々教えていただいたので、ちょっとご紹介。
2004年~2005年の豪州調査によると
骨粗しょう症・骨Pajet病・悪性腫瘍の3疾患のＢＰ系薬剤投与例全体（経口・注射）の顎骨壊死の発生率は0.05～0.1％、その内骨粗鬆症の発現率は0･01～0･04と低く悪性腫瘍が0.88～1.15と上がりました。
さて、これが「BP系薬剤投与中の抜歯施行例」とリスク追加になると発現率は7.5～9倍と高値になります。リスク因子の中でも抜歯がかなりの高リスクであるということですね。
外来での処方頻度が高い経口剤のデータとしては、
米国口腔外科学会ではｱﾚﾝﾄﾞﾛﾈｰﾄ（ﾎﾞﾅﾛﾝ・ﾌｫｻﾏｯｸ）の製造社のデータから、報告頻度は「10万人年あたり0.7件」
欧州骨粗鬆症WGでは各製薬企業に送られている自発報告の件数から「10万人年あたり1件未満」と算定されています。
経口では確かに低頻度ですが、確固たる原因がわからないまま何故早くに歯科医師会が注意喚起をするのかと言うと、「顎骨壊死」というのは歯科分野では最終的には掻爬して骨移植、という重篤な疾患であるということがあげられます。
そのうえ米国口腔外科学会が顎骨壊死とBP製剤の管理戦略のガイドラインを出しているので、それをもとに具体的な注意喚起ということです。実際米国が早々とガイドラインを作ったのは、はっきりと原因やリスク回避が解明された訳ではないのですが、なにせ「訴訟大国」、その防御策としてガイドラインが早くに作られた一説もあります。日本ではこの夏あたりに口腔外科学会からガイドラインがでるのでは、とのことです。

以下、米国口腔外科学会での経口BP剤投与中に抜歯等の浸襲的歯科処置が必要のなった場合のBP系薬剤の投与に関する文章です。

「経口BP製剤による顎骨壊死発生のリスクは非常に低いものの、経口BP製剤による治療期間が３年を超えると上昇する。ただし、ｺﾙﾁｺｽﾃﾛｲﾄﾞを長期併用している場合には、経口BP製剤による治療期間が３年未満でも発生リスクは上昇すると考えられる」
①	経口BP投与期間３年未満でｺﾙﾁｺｽﾃﾛｲﾄﾞ併用、あるいは経口BP投与期間が３年以上の場合は、
患者の全身状態からBP製剤を中止しても差し支えないのであれば、歯科処置前の少なくとも３ヶ月間はBP製剤の投与を中止し、骨治癒するまでは再開すべきでない。
②	経口BP投与期間３年未満で危険因子が無い場合は予定された浸襲的な歯科処置の延期・中止や経口BP製剤の投与中止の必要は無い。
　　　
※	危険因子････ｺﾙﾁｺｽﾃﾛｲﾄﾞ療法・糖尿病･喫煙･飲酒･口腔衛生の不良・化学療法薬

この「３ヶ月の休薬」というのも、今のところ理論も根拠もないそうです。
･････一番大事なこと、「虫歯は３ヶ月待ってくれない！！」

</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200805191945.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200805191945.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 19 May 2008 19:45:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>何月何日何時に・・・・症状は始まった</title>
         <description>「突発性難聴」
歌手の浜崎あゆみさんが左耳の聴覚を失ったとブログで報告されてから
よく聞くようになった疾患です。

厚生労働省が指定する「特定疾患」の1つで増加傾向にあるといわれている疾患です。
もちろん読んで字の如く「突発」と言うだけあって突然耳が聞こえなくなり、
特徴的なのは「片耳だけ」しかも「何日の何時ごろ」とか「～をしている時に」など
発症時間を正確に言えるぐらい高度な感音難聴が起こります。
ですから、「最近なんとなく聞こえにくくって････」とか「だんだん聞こえにくくなりました」という時は
突発性難聴でなく、他の疾患を疑わなければいけません。

さて原因ですが････わかりません。と言うより厚生省研究班の診断基準に「急激に発症する難聴の中で原因不明のもの」とありますので、原因がわからなければ「突発」って事になっています。
とは言っても原因として推定されているものがいくつかありまして
ウイルス感染説、内耳の循環障害説、アレルギー説など。遺伝ではないといわれているようですね。

主訴の難聴のほか、発生前後に耳鳴り・めまい・吐き気を伴う事がありますが、
難聴だけだと突然聞こえなくなってもトンネルやエレベーターでよくなる内圧と外圧の差の
「キ～ン」かな？･････「つばゴックン」････「ん？治らない？まっ、そのうち治るか」
というのがとっても危険！！
「そのうち」が「手遅れ」になるのです。
治療を1日でも早くするのが予後をよくする方法で、ある病院の調査によると発症後12日以内に治療を開始した症例ではそれより遅い症例より治癒率は優位に高かったそうです。
主にはステロイドで治療し循環改善の為に血管拡張剤、ビタミン剤などを使用し、高圧酸素療法や神経ブロック等もありますが、前述のように治療が遅れると治る可能性は非常に低くなります。
ただ最近の新聞報道で京大において聴覚細胞を再生する世界初の治療法の試みが行われるそうなので朗報になるかもしれません。
しかしながら今のところは早期治療が一番の治癒率を上げる方法なので、ぜひとも「突然耳がｷｰﾝってする」「自分の声が頭の中で響く」なんて症状の方が現れて、「そのうち治るから様子みるわ～」なんてノンビリしている人がいれば、
「すぐ病院いかな手遅れなるで････ほらほら、茹でた卵はもとの生卵に戻らんやん････
あれと同じや････あ～怖っ！」とボソッとささやいてください。
必ずあせって即病院に行ってくれます！（←私が身内に言ったら効果アリ！でした）

さてに難聴の1つ「薬剤性難聴」もありますね。私は薬剤性難聴の患者さんに出会ったことはありませんが、抗生剤（ｽﾄﾚﾌﾟﾄﾏｲｼﾝ・ｶﾅﾏｲｼﾝ等）、利尿剤（ﾌﾛｾﾐﾄﾞ）や抗がん剤などが原因薬剤で、この場合両側の耳が同時に難聴の症状がでます。
新しい情報では昨年の秋に米国ではＦＤＡが男性性的不全治療薬のバイアグラやレビトラ等に対して「突発性難聴を発症する恐れがある」と説明書に詳しくリスクを記載するように、と求めました。
まだ薬との因果関係は詳しくは不明ですが29件報告されているとの事です。

</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200802291729.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200802291729.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 29 Feb 2008 17:29:57 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「後期高齢者医療」始動準備！</title>
         <description>昨年度から新聞紙上で「後期高齢者医療」の負担の延期が何ヶ月とか、首相が変わったとたんに凍結やら、なんだかごちゃごちゃしていて「だから結局どうなのよ？？」と言っている間に年も明け、4月の制度始動にむけ各自治体の詳細が明らかになってきました。

特に関西地方の調剤薬局などでは
「保険料払わなあかんようになって、えらいこっちゃ、どないなってるんかいな、
ほんまにもう～たまらんわ」

････と高齢者の愚痴を聞かされるケースが多発することを踏まえ（笑）
制度の基本をおさえておきましょう。

皆様ご存知の通り、本年度4月より後期高齢者医療制度が始まります。
75歳（一定の障害があると認定された方は65歳）以上になるとこれまでどんな保険に入っていた人もすべてこの「後期高齢者医療」の保険に新しく加入することになります。

当然、息子さんの保険にご家族として入っていて今まで全く保険料を負担していなかった方も75歳のお誕生日のケーキ（饅頭？）とともに「保険料」が発生するわけです。
しくみは都道府県ごとに全市町村が加入して設置される「後期高齢者医療広域連合」が運営しますが、介護保険と同じく都道府県によって「保険料」に格差がでてきます。

産経新聞の調査によると
厚生年金のみを受給する単身者の場合（年額208万）だと、一番高い福岡県が年額保険料10万1750円で1番低い長野県が7万1700円とこれほどの地域格差があります。
これは比較しやすいように所得格差を除いて計算しましたが、厚労省の発表による所得も含めた計算では1番高いのは神奈川県で1番低い青森県の約2倍の平均保険料がはじきだされました。
さて「保険料」ですが被保険者全員に等しく課せられる「均等割額」と所得に応じて課せられる「所得割額」の合計額になります。

具体的に大阪府についていいますと、「被保険者均等割額」は年額4万7415円。この均等割には基本的には軽減措置があり、たとえば基礎控除額を超えない世帯で7割軽減その他5割3割軽減とか。
これに「所得割額」をたして合計を出します。

とは言ってもピンとこない「だから結局いくら払うの？」と言うことで、モデルケースを見てみましょう。

（大阪府の場合）
＜単身世帯、年金収入120万のみ＞→1万4224円
＜同、180万＞→6万1368円
＜同、240万＞→12万2931円
＜75歳以上夫婦2人世帯、夫年金120万、妻50万＞→2万8448円（夫婦の保険料合算）
＜同、夫180万、妻50万＞→7万850円
＜同、夫240万、妻50万＞→17万346円

こんな感じです。（すべて年額）

但しこれまで社会保険のご家族で保険料を負担されていなかった人には急に発生する保険料の激変緩和の観点から2年間は所得割額は課せられず、均等割額も5割軽減されます。

そして時期的な特例ですが平成20年の4～９月までは均等割額がなし（つまり保険料ゼロ）10月～平成21年の3月間では均等割額が9割軽減と措置があります。しかしこれらの措置はあくまでも社会保険の家族で負担ゼロの人に対してだけです。保険料を払ってきた国民保険の人や社会保険の本人は最初に書きました年収による軽減措置になります。

ついでに前期高齢者医療（70歳～74歳）の窓口負担がこの4月から2割になることが法改正で決まっていますが、こちらも国の措置で平成21年3月までは1割負担に据え置かれることになりました。
色々述べましたが結局「減額措置」というものはある一定期間だけで負担増は間違いなしです。
というか、措置期間が切れるころにはまた財政難で変更があるかもしれませんしね。

保険料は「使った医療費」から皆の料金アップにつながるので、なんといっても医療費を削減しないことには「台所は火の車」状態なのは間違いないです。
ジェネリックやセルフメディケーション、「未病」という言葉もあります。薬剤師として経済も考えてみませんか？</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200801101148.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200801101148.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 10 Jan 2008 11:48:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>トウガラシの意外な効果</title>
         <description>寒い季節になりました。

発汗のため、入浴剤にも最近「トウガラシエキス入り」なんてありますね。
Hot,Hot!のイメージですが、トウガラシの成分の「カプサイシン」が高齢者の嚥下障害を予防するという記事を見つけ、色々調べてみました。

高齢者の嚥下障害を防ぐことがなぜ必要かと言うと、老人性肺炎につながる危険があるからです。
肺炎による死亡率は経時的に増加しており、65歳以上が95％を占めるといわれています。
「老人性肺炎」は若い人の肺炎とは違い、誤嚥によるものが多く、特に大脳基底核に障害のある脳血管障害の人に多く見られます。

ここに障害があると、黒質線状体から産生されるドパミンの合成が低下します。

すると、嚥下反射や咳反射の原動力のサブスタンスPという物質の合成能も低下します。
このことで嚥下障害がおこりやすくなります。
ここで問題なのは明らかな嚥下障害はもちろんですが、知らず知らずのうちに口腔内の雑菌の含んだ唾液を気管に誤嚥してしまう、「不顕性誤嚥」です。

ここで登場「カプサイシン」！

カプサイシンがこのサブスタンスPを強力に放出する作用があるとのことで、東北大学医学部で研究が進んでます。どれほど効くのか？東北大学の海老原博士らが2005年米国高齢者会誌に報告したものによると

平均年齢82歳の64名の老人ホーム入居者を対象にカプサイシン入りのトローチ或いはプラセボトローチを4週間にわたって毎食前になめてもらい、適宜少量の水を飲んでもらい、飲み込むまでの時間を測定することで嚥下神経の反射能を測定しました。

水を飲み込むまでの時間は開始時点では平均5.7秒だったのが、カプサイシントローチをなめていた人たちは4週間後には3.5秒まで飲み込む時間が短縮されたという結果がでました。
嚥下の時間が5秒を超えると肺炎のリスクが高くなるといわれているので、このカプサイシンが誤嚥性肺炎の予防に有効であるといえます。

さてこのトローチ、某大手蜂蜜メーカーが研究し提供したものと聞きましたので、そろそろ発売なのかな？と電話で確認すると「決定ではないが発売に向けて強い希望をもって進めている」との事でした。

蜂蜜まぜて、甘くするのでしょうか、味が知りたい！

トローチ自身を誤嚥してはいけないので、ちゃんと穴あきトローチみたいですよ。

カプサイシンなのでトウガラシを含む食品でもいいのですよね。でもキムチなど食べると余計に喉が「ひい～！！」となってゲホゲホしないのかな････とちょっと心配。

ついでにもう1つサブスタンスPを増やす物質をご紹介すると、ACE阻害剤です。
ACEを阻害するだけでなく、サブスタンスPの分解酵素も阻害するので服用を続けるとだんだんサブスタンスPの濃度が高くなり効果があるとの事です。このことも色々研究発表がされているみたいです。
あと大切なのは口腔ケア。口内雑菌を減らすことで肺に入る雑菌量を減らすことも有効です。
また胃の逆流を防ぐ為にも食後2時間の座位の保持も大切です。</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200712241111.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200712241111.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 24 Dec 2007 11:11:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>セララ</title>
         <description>なんだか、かわいいネーミング。
世界初「選択的ｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝﾌﾞﾛｯｶｰ」の降圧剤「セララ」が発売されました。

ｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝと言えば、ﾚﾆﾝ･ｱﾝｼﾞｵﾃﾝｼﾝ系の最後の物質（ｱﾝｼﾞｵﾃﾝｼﾝⅡの次）ですが、じゃあＡＲＢでいいんじゃないの？となりますが、非ﾚﾆﾝ･ｱﾝｼﾞｵﾃﾝｼﾝ系からもｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝに到着するので、ｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝを抑えることが必要になってきます。

ｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝは食塩過剰摂取下では高血圧だけでなく、心臓･血管･脳･腎臓等の臓器障害にも深く関与しているということです。

ここで「食塩過剰」という条件がなぜつくか、その証明話。

マサイ族という民族は遺伝的に高ｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝ症ですが、高血圧も心血管イベントも少ない、何故かと言うと、食塩摂取が3ｇ/日だとか。このことから食塩過剰摂取によるﾊﾞﾗﾝｽの崩れがおこっている時にｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝの有害作用が出てくることがわかります。

日本は韓国に続き世界2番目の食塩摂取国で11~12g/日、ですからｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝを抑えることが高血圧、心血管イベントなどにとって重要になってきます。

では、大昔からあるｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝ拮抗薬のｽﾋﾟﾉﾛﾗｸﾄﾝ（ｱﾙﾀﾞｸﾄﾝA）とどのように違うかですが、ｱﾙﾀﾞｸﾄﾝはｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝの受容体だけでなく、性ホルモン受容体にもくっつくので、女性化乳房･月経障害・勃起機能不全等の副作用（発現率１０％ほど）が難点でしたが、セララはｱﾙﾀﾞｸﾄﾝの8倍ものｱﾙﾄﾞｽﾃﾛﾝ受容体選択性（in vitro）がある為、前述のような副作用が少ないので（発現率１％以下）使いやすいという事です。

さて、この「セララ」の適応症は高血圧ですが、単独使用よりはCa拮抗薬やβブロッカーなど他剤にオンするのが主流とか。それじゃ別にセララじゃなくてもいいんじゃないの？と思いますがここからがセララの「ウリ」の部分。

心筋梗塞後の標準治療による影響をみた2003年のEPHESUS　STUDY（N＝6632例）によるとACE阻害剤、ARB、βﾌﾞﾛｯｶｰ等で単剤または多剤で標準治療している患者にセララを25～50mgオンすることで36ヶ月後の総死亡率が１５％低下したそうです。

比較としてセララをオンせずに、代わりにバルサルタン（ディオバン）を80mg使用したVALIANT　STUDY（N＝14703例）では総死亡率に有意差はなかったとの事。このことからも高血圧で心保護の必要な患者にはセララの低用量で予後改善を目的とした使用が推奨されます。

じゃあ、心不全とかで適応とればいいのに、と思いますが新規で承認時に心不全で適応をとると薬価が跳ね上がるそうです。
海外５９カ国で発売されていますが、ほとんどが心不全で適応をとり日本と米国だけが高血圧症の適応だそうです。もちろんあとから効能追加を考えてるそうですが。

副作用ですが、国内および海外の臨床試験によるデーターでは頭痛が6.1％と比較的多かったですね。あとやはり作用上高カリウム血症をきたすので併用禁忌にカリウム製剤およびカリウム保持利尿薬、併用注意にACE阻害剤とARBがあります。</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200711282203.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200711282203.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 28 Nov 2007 22:03:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>骨の薬が骨壊死の原因？</title>
         <description>「えっ、何で？」と思いました。

すべてのビスフォスフォネート系薬剤の添付文書に「薬剤の投与により顎骨壊死、顎骨骨髄炎があらわれることがある」と記載されています。

何のこっちゃ････と？？？でしたが、文献を読む機会がありました。

まず顎骨壊死とは、顎骨への血流供給不足及び感染、治癒機能低下等により歯の根元の骨が欠損または壊れてしまうことです。
これが、現在多く使われているＢＰ系薬剤の投与をうけている患者、特に多発性骨髄腫や乳癌・前立腺癌の骨転移などによる高カルシウム血症に対して静脈内投与された患者に発生しているとか。

ＢＰ製剤が顎骨壊死を誘発するメカニズムはまだはっきりとは解明されていませんが
リスク因子はいくつか報告されています。

・ステロイド治療中
・悪性腫瘍の治療として抗がん剤、放射線治療中
・歯周病など口内不衛生状態
・歯科処置（特に抜歯）による外科的襲来
・感染リスクが増加する免疫機能低下状態
等です。

各国で様々なＢＰ製剤と顎骨壊死との関係の報告がなされていますが注射製剤（アレディア・ゾメタ）を販売しているノバルティスファーマ社の発表によるとこの製品が発売されて以来2002年12月から2006年4月までの間に顎骨壊死等の顎の病変は2538例報告されており原疾患別では多発性骨髄腫786例（31％）乳癌404例（15.9%）となっています。

国内では2006年2月時点でアレディアのみ13例報告されています。
詳しい症例概要がＨＰに記載されていますので、参考までにご覧になってみてください。

歯科領域のガイドラインによると、抜歯などが誘発原因になる為

・ＢＰ製剤治療を受ける前に歯科的治療を済ませておく。
・抜歯前にＢＰ製剤を休薬する。
・含嗽剤によって口腔内を清潔に保つ。
・口腔内細菌に有効である抗生剤の投与、などがあります。

休薬に関しては、ＢＰ剤は骨内に長期間沈着するので短期間の休薬の必要性があるのか？
と思いますが、血管新生への影響など休薬による効果も期待できるので休薬に関しても使用年数などでガイドラインがあります。

ほとんどが注射剤での報告ですが、経口剤でも報告されています。

歯科的治療の前には十分な注意が必要と歯科医師間ではこの病変とＢＰ剤との関連に関しては注意されています。実際、歯科医師から「ﾋﾞｽﾌｫｽﾌｫﾈｰﾄを服用していないか」と問う場合や、説明用紙を用意してｲﾝﾌｫｰﾑﾄﾞｺﾝｾﾝﾄをきっちりしている歯科医院もあります。

骨密度を上げるには本当にいい製剤で、これからも使用頻度が増えると思われる薬剤ですので、この件に関しても注目したいですが、経口剤の発症頻度は極めて少なくエビデンスの少ないまま情報が錯綜している面もあるので、患者さんに過度の不安は与えたくありません。

いまの段階では薬剤師としては一通りの知識と初期症状を把握していることが必要かと思います。
顎骨壊死の初期症状は疼痛・腫脹・しびれ感・顎が重たい感じ等です。</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200711171126.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200711171126.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sat, 17 Nov 2007 11:26:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>川崎病</title>
         <description>10月29日の産経新聞に「川崎病、2年連続1万人突破」と記事がありました。

昭和42年に当時日赤の川崎富作先生が「急性熱性皮膚粘膜淋巴線症候群」として報告されたのが始めてです。世界でも「Kawasaki Disease(KD)」 と呼ばれています。
冠動脈を含む全身の血管炎症候群で、炎症が続いた後に冠動脈障害を10~15％に合併します。
日本や米国においては小児における後天的な心疾患の第一の原因になっています。
発表されたのは40年も前ですが、原因はウイルス感染説もありますが未だ確定はできず、不明です。

全国調査は昭和45年から行われていますが、過去に昭和54･57･61年に大流行がありました。（流行って事はやはり感染なのでしょうか？）
患者数が1万人を突破したのは57･61年だけだったのに、最近は右肩上がりに増加し、平成17年･18年と1万人越えです。また、０～４歳の罹患率も特にこの10年間程急増です（少子化なのに････）

主な発病時の特徴は

発熱・両目の充血（目やにはなし）・イチゴ舌・首のリンパ節の腫れ・四肢の硬性浮腫
後に皮膚がボロっとめくれる・大小さまざまな形の発疹など。

とくに発疹ですが、BCGの接種部位が赤くなることが多いですが、これは他の疾患にはない特徴的な現象です。心臓後遺症がなければ1ヶ月ほどで炎症は治まり、リウマチのように慢性化しませんが念のため定期的な検診が必要となります。
冠動脈瘤が残っても小さなものだと治療で消えてしまうのですが、大きなものだと狭窄性病変に進行する場合もあります。性差は1.3～1.5：１で男児に多く、年齢分布は4歳以下が80~85%です。

しかしながら、疾患発表時とは違い治療法の確立で死亡率は劇的に低下し、かつて２％を超えていた致死率は0.01%まで下がりました。以下「川崎病急性期ガイドライン・日本小児循環器学会」からの抜粋です。

現時点で最も信頼できる抗炎症療法は、早期に大量（高用量）のグロブリンの点滴静注療法　（IVIG療法）。なかでも2g/kg/日の超大量単回投与や重症度に応じて1g/kg/日を1日又は　2日連続投与がより効果的といわれている。
原則としてIVIG療法と抗血小板療法を併用する。急性期は腸管からの吸収が悪く血中濃度　の上昇が悪いので急性期は中等量のアスピリン（30~50㎎/kg/日）、解熱後は3~5mg/kg/日の投与。冠動脈に障害が残さない場合も血小板凝集能は数ヶ月間　亢進してお　り、炎症の程度が陰性化した後2~3ヶ月間は継続されるのが望ましい。

バイアスピリンもバファリン８１も適応ありますね。
子供に関わる病気なので、できれば避けたいけれど原因がわからない現在では防ぎようがありません。しかし、合併症を最小限に防ぐ事はできます。

とくに冠動脈拡張病変は第９病日あたりに始まるといわれているので、前述のような特徴に早く気づき、1日でも早く（できれば第7病日以前）にIVIG療法を行うことが合併症を防ぐ為にとても有用な事です。</description>
         <link>http://www.career-position.com/chika/200711051453.html</link>
         <guid>http://www.career-position.com/chika/200711051453.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 05 Nov 2007 14:53:00 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
</rss>
